トヨタ　ウィッシュの買取相場実態

トヨタ　ウィッシュ買取価格相場

• 平均買取価格：-
• 最高買取価格：628,000円
• 最安買取価格：50,000円
• 平均売却期間：10年2か月
• 平均走行距離：8万km

※引用元：買取価格は車選び.com
※過去6か月間のデータをもとより算出
※データは2018年5月データ

買取価格データは車選び.coｍが提供する中古車管理システムから、全国4000社分の中古車買取・下取り価格データをもとに相場を算出トヨタ　ウィッシュの最新の買取査定情報を提供します。

トヨタ　ウィッシュ特徴と豆知識

トヨタはミニバンが本格的な普及を開始した2006年に、初代イプサムを投入した。5ナンバーサイズのワゴン的なスタイルが人気を呼んだが、2001年に登場した2代目は、3ナンバーサイズに拡大されて人気を落とした。この時期のトヨタはホンダのミニバンを意識しており、イプサムを拡大して、オデッセイの追撃を図ったわけだ。

しかし初代イプサムのユーザーはボディの拡大を敬遠し、3ナンバーミニバンを求める顧客には、初代の持つ5ナンバーミニバンのイメージが災いした。２代目イプサムでは、トヨタの戦略が裏目に出てしまった。

その一方でホンダは、2000年に5ナンバーサイズで背の低いストリームを発売。これも人気を得た。このストリームに対抗すべく、2003年にトヨタから投入されたのが、初代ウィッシュだった。ホイールベースを除くと、ボディサイズはストリームとほぼ同じ。発売時点における直列4気筒1.8リッターエンジンを積んだ売れ筋グレードは、ストリームのそれよりも、1万円ほど安かった。

この時期のトヨタは、ライバル車がいると渾身の開発を行う面があり、初代ウィッシュは内外装が上質。3列目は狭いが荷室にアレンジすると荷物の収納がしやすく、車種数が減少傾向にあったステーションワゴンのユーザーを取り込むことに成功した。また、ボディの拡大を嫌った初代イプサムのユーザーも購入している。その結果、初代ウィッシュの販売台数はストリームを大幅に上まわり、追撃に成功した。

トヨタ　ウィッシュ買取価格傾向

※買取価格は車選び.comより

2009年になるとウィッシュは2代目の現行型にフルモデルチェンジ。今は背の低いミニバンはストリームを含めて売れ行きを低迷させるが、ウィッシュだけは堅調に売れている。背景にあるのは、5ナンバーサイズのボディを持つミドルワゴンが1車種もなくなったこと。

「適度な5ナンバーサイズのワゴンが欲しいが、カローラフィールダーでは小さすぎる。レガシィツーリングワゴンなどは、今は3ナンバー車になってしまった」と選択に悩むユーザーに、ウィッシュが受けている。

1.8Xは横滑り防止装置やサイド＆カーテンエアバッグを標準装着して185万円。この割安な価格も魅力だ。以上のような絶妙な位置付けのミニバンとあって、中古車市場における人気も高い。初代モデルはさすがに古くなったが、年式の割には有利な条件で売却できるだろう。

2代目の現行型は、中古車市場における流通台数が増えつつあるが、背の低いミニバンの定番車種として高値安定型になる。好条件での下取りが期待される。

特に1.8Sや2.0Zなど、エアロパーツを備えたスポーティ指向のグレードは、売却時に有利だ。全幅がワイド化されて3ナンバー車になるものの、外観の見栄えがとても良く、若年層を含めて中古車を狙うユーザーの間で人気が高い。

トヨタ　ウィッシュの一括査定